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建築主は里山に山林を所有していたことから、その木をなるべく利用し、住宅を建てることを希望していました。「先祖が残してくれた財産を有効利用したい」という想いとともに、荒れていた山林の手入れにもなると考えてのことでした。
実際に2003年10月から12月にかけて刈り出し、2004年9月に着工、2005年春に完成となった『山の木でつくる丸太表しの住まい』の記録です。
(設計、監理)萌建築設計工房+下崎建築設計事務所 |
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 【山林調査】
建築主と島崎先生、設計者である私たちで山林の下見を行いました。<木の伐出依頼先>島崎森林塾(伊那、元信州大学教授島崎洋路先生主宰の企業組合) |
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 【マーキング】
伐出前に、実際に使う立木にマーキングをしていきました。設計図(伏図、軸組図など)に則って必要な丸太の本数を拾い(木拾い)これに基づき立木に印をつけていきました。 |
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  【伐出】
土台は檜、柱は杉、梁と床に赤松を用い、その他板材(天井など)に唐松を使うことにしました。 |
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 【製材所検査】
前年に伐出され製材所にて運び込まれていた木材を検査しました。杉は葉枯らしのためまだ山にあります。赤松は粗引きして浅積み、天然乾燥をかけています。唐松はこれから板材に挽いて浅積みにします。 |
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  【丸太の皮剥き】
この家では中心に丸太の柱を印象的に立てることにし、これまた牛梁を支えることにしました。 |
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 【丸太検査】
きれいに皮剥きされた丸太を建築主とともに検査しました。柱の向きをどちらに向けるかなどの検討も同時に行いました。それにしても立派な丸太です。 |
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 【地鎮祭】
既存建物解体、整地を終え、ようやく地鎮祭です。振り返ると山林調査から1年以上経っていました。工事着工を前に改めて気持ちが引き締まります。 |
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 【木材加工確認】
丸太柱、梁の仮組みを確認しました。ともに角材ではないので、仕口の加工はとても手間がかかりますが、大工さんの腕によりピッタリと接合されています。 |
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  【鉄筋検査、基礎型枠検査】
耐圧盤コンクリート出設前の鉄筋検査および基礎立ち上がり型枠検査。 |
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 【木材加工確認(原寸図確認)】
原寸図を前に軒先鼻隠しの形状を確認。軒先などはシャープに見せたいので、必ず原寸図で確認しています。 |
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 【建方開始】
楽しみにしていた丸太の柱、梁がかかりました。養生されていますが、建物の中心に据えられた丸太柱と牛梁のバランスが丁度いい感じです。 |
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  【上棟式】
屋根の登り梁が掛けられ、建物全体の姿がわかるようになりました。骨組みだけの建築は美しいものです。 |
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 【現場確認(1)】
屋根の野地板まで張り終えました。野地板は合板ではなく無垢の板を用いました。この建物は基本的に無垢材でつくることをコンセプトのひとつとしています。 |
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 【現場確認(2)】
床の断熱は高性能グラスウールを大引、根太間に150ミリ入れています。その上に気密シートをかけ、高断熱高気密仕様としています。 |
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  【現場確認(3)】
屋根も葺き終わり、ハイサイド窓の納まりなどを検討しました。雪がだいぶ積もりましたが、軒を十分出しているので、窓廻りまでは溜まっていません。 |
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  【現場確認(4)】
外壁下地が完了、内部は断熱気密工事がほぼ完了。 |
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 【現場確認(5)】
唐松板の天井がほぼ張り終わりました。
グッと雰囲気が出てきました。 |
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  【現場確認(6)】
ハイサイドライトの納まり確認。浴室のヒノキ板が張られました。この板も山のヒノキを挽いたものです。 |
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  【現場確認(7)】
床板(赤松、厚さ18ミリ)を張り始めています。大工工事はもうすぐ完了です。外部はラスモルタルに取り掛かっています。 |
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 【現場確認(8)】
外壁仕上の色見本を並べて、建築主と一緒に色、テクスチャーを検討しています。
いよいよ工事を最終仕上に取り掛かっています。 |
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 【現場確認(9)】
内部木製建具打合せを終え、ロールスクリーンやブラインドについて建築主と検討しました。外部は吹付仕上も終わり外構を残すのみ。 |
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 【現場確認(10)】
照明器具、設備機器も取り付き、いよいよ完成間近です。残るは内部の建具、家具。 |
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 【竣工、竣工祝い】
島崎先生はじめ樵の方々は「伐採した木がこうして家になったところまでを確認できることはとても嬉しいこと。」と感動されているご様子でした。 |
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『山の木でつくる丸太表しの住まい』の完成写真は
作品集 gallery07 でご覧頂けます。 |
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